■■■ fastcars interview!! |
ユアチョイスインタビューの第2弾はなんと、ファストカーズへのインタビューです。答えてくれたのはリーダー(多分)でベーシストでサイト運営者のStuart
Murray(写真右)! なんかチョコチョコとメールをしてて、ノリだけで「インタビューしていいかい?」と書き添えてみたら「オッケー!」とアッサリ返事を貰いました。 メールインタビューということもあって、始めはちょっとだけの簡単なものにしようと思ったけど、やっぱり欲が出てきていろいろ突っ込んだ質問もしました。自分の英語力不足で「もっとこう細かいところが聞きたいんだよな〜」とモヤモヤしながらも、ポイントをおさえた質問はできたんじゃないかと思います。 最近ファストカーズを好きになった人にも、僕なんかよりずっとずっと前からファンだった人にも楽しんでもらえれば幸いです。 それから、快くインタビューに答えてくれたスチュアートさん、本当にありがとう!Thanks a lot! 高校の時は英語の偏差値30台をキープしていた僕と(そして今も実力変わらず)、そこそこ英語は得意だったヨシキ君の、必死の翻訳作業(大半はヨシキ君です、ありがとう)の成果をとくとご覧アレ!気合があれば、何とかなる! intereview : 2005 march-april |
1.メンバーの紹介をお願いします。 Stuart Murray(僕=インタビュー回答)、ベース、「ポールウェラーと同い年だよ」 Steven Murray, ボーカル, 「Stuart(僕)の弟だね」 それから、Craig Hilton,リードギター Tony Dyson, ドラム の4人だよ。 2.オリジナルメンバーではない人はいるの? 全員が1979年に「the kids just wanna dance」をレコーディングした時のオリジナルメンバーだよ。 3.なぜ、バンドの再活動をはじめたの? 再活動を始めたきっかけは(同郷の)Salford Jetsに一緒にライブやらないか?と誘われたからだね。 それは1996年と1998年の2回あったよ。 2001年に、インターネットで検索してたら「The Kids Just Wanna Dance」が日本でとても有名だということを知ったんだ。 さらに、ドイツから94年に出たパンクオムニバス「Back to Front #4」に収録されていることもね。 それで、私たちが再びバンドをやっているということを広めるためにFastCarsのウェブサイトを作ろうと決めたんだ。 そしたら、日本の1977レーベルのノブから日本でライブをやってくれないかとお誘いが掛かったんだ。 僕たちは2001年の新宿ジャムでの2日間の夜はとても誇りに、そして光栄に思っている。 さらに僕たちは初のアルバムを作った。「Coming ready or not!!」はDetour Recordsからリリースされているよ。 4.最近のバンド活動について教えてください。 今も活動は続けているよ。 そして、今年の終わりにはDetour Recordsから2ndアルバム「Here we are today」をリリースする予定だ。 勿論イギリスでライブも続けている。 日本で私たちを見たい人が沢山いるなら、是非また日本に行きたいね! 5.バンドを再び始めて反応はどうですか?驚いたことはありましたか? 1980年で僕たちはもう忘れ去られたものだと思っていたからね、反応には驚くばかりだよ。 だから、僕たちは聞きたいという人がいるかぎり、ライブとレコーディングを続けようって決めたんだよ! 6. 今、多くの70's-80'sバンドが再活動を始めています。 ですが、そのほとんどのバンドは当時の音と違うものを出しています。 (たとえば、long tall shortyはブルースロックになったし、circlesはテンポを随分落としました) しかし、FastCarsは、前と同じ、いや、前にもまして凄いエネルギーを持っているように感じます。 あなたたちのサウンドへのこだわりを教えてください。 そして、どこからそのパワーが出てくるのかについても! 僕たちは、70年代に始めたバンドが終わってなかったと考え、その頃と同じことがしたいと思っているんだ。 だから、当時の曲を1stアルバムにレコーディングした。 そのときは70年代当時と同じ楽器を使ったし、同じ方法でレコーディングをしたんだ。 だけど一番驚いたのは、25年もたったのにSteveの声が当時と同じ響きを持っていたことだね! 僕らが若かった頃パワーポップを愛していた時、全てのエネルギーをバンドでプレイすることに注ぎ込んでいた。 今でもそのスタイルでいるから、力が出るんじゃないかな。 |
7.20年前の自分たちの曲を今聴いてどう思いますか?ライブでやることについても。 自分たちが聴いても、今でもいいと思うし、同じようにプレイすることをとても楽しんでいるよ。 それに、同じスタイルで新曲を2曲作ったしね。「best friend」と「turn on the radio」がそれだ。 8、あなたたちの再活動は日本においてとても好評です。 英国や他の国ではどうなんでしょうか? 日本が一番好評だと僕も思う。 イギリスだと、音楽っていうのは非常に流行的なものだってことを思い浮かべてほしい。 僕たちの音楽は時代遅れのものって考えられてるんだ。 国内にファンもいるよ。でも、ファンは僕らと同年代なんだよ。 だから東京に行ったとき、僕らの音楽を若い人たちが好きでいてくれることは、凄くおどろいたよ! ドイツでも結構レコードは売れた。それとアメリカでも。アメリカではカレッジ・ラジオで結構放送されたんだ。 9.解散してから再活動するまで、メンバーは何をしてましたか。 まず僕だけど、81年から90年までベースを弾いてなかったんだ。なんつったって結婚してたしね。 Steveはいくつかの違うバンドで歌っていたよ。それらはFastCarsとは全然違うタイプの場のだけど。 CraigとTonyも違うバンドでプレイしてたね。僕らはずっと友達だったけど、90年に一度やったきり、96年まで一緒にプレイはしなかったんだよ 10.好きな音楽や影響を受けた音楽・ミュージシャン・バンドを教えてください。 僕が影響を受けたのは、THE WHOのJohn Entwhistle、STATUS QUOのAlan Lancaster、 BLACK SABBATHのGeezer Butler、それからBEATLESのPaul McCartneyだね。 それからTHE JAMのBruce Foxtonも好きだった。けど、彼とは同じ時期にプレイしていたと言うこともあって、 そのときには僕は自分のスタイルを持っていたから、影響はうけてないけどね。 スティーブが影響を受けたのは、Mick Jagger(ROLLING STONES)、 David Bowie、 The Beatles、The Clash、Sex Pistolsだね。 彼の書く歌は、初期のBeatles、Rokking Stones、The Whoのような キャッチーなコーラスを使ったシンプルなものが多いね。 クレイグが影響を受けたのはMick Ronson (David Bowie band)、 Ritche Blackmore (Deep Purple / Rainbow)、Johnny Cashだね。 彼はロックからクラシックまで、さまざまな違ったスタイルで演奏するのができるし いろんな音色を奏でるのが好きだよね。 トニーが影響を受けたのはThe WhoのKeith Moon、それからCozy Powell。 彼は多くのドラムとシンバルを使って早く演奏するのが好きだね。 僕らはロック、ポップス、それからパンクミュージックが好きだったし、 良いロックミュージシャンのように演奏することはできただろう。 けど、曲を短く、シンプルにしたことがFAST CARSのパワフルな音を作ることを助けたと思うし、 それが僕らの音を与えてくれたと思っているんだ。 |
11.「キッズジャスワナダンス」が生まれたときのこと、覚えていますか? 僕たちが最初に"The kids just wanna dance"をプレイしたのは1979年8月のDeeply Vale Music Festivalで そのシングルをレコーディングする一ヶ月前だったんだ。 一つ驚くべき発見があって、イングランドのある男がDeeply Vale Music Festivalの 僕たちの11曲を録音したテープを見つけてきたんだ。 また、彼は僕たち が演奏している所のフィルムも見つけてきて 今彼とはその時の音源をCDでリリー スする約束をしたんだ。 だから君たちは、1979年以来初めて"The kids just wanna dance"が 「最初に演奏された時」を聴くことができるだろうね!! (※完成したときのことを聞きたかったんだけど、返事は「初めてプレイしたとき」になってしまいました。 そしておそらく下のCDがそれだと思われます。英国では発売してるようですが…日本はまだかな?) 12、70〜80年代の活動についておしえてください。 ファストカーズ結成、ライブの思い出、仲良かったバンド、解散したときのこと等。 僕らは1974年(まだ学校に行ってる時だよ)以来、SteveとTony兄弟と一緒にバン ドをやり続けてきたんだ。 僕らにはかつて、Nick Boldっていうギタリストがいて、 彼はVirginia Wolfで演奏するためにバンドを去って、 それでCraig Hiltoが参加し たんだ。僕らはRolling Stones、The Who、Chuck Berryなんかのロック・スターの 曲や Steveが自分で曲を作り始めたのを演奏したりしたよ。 1976年にはイングランドではパンクが始まったね。そしてSteveはパンクの大ファ ンになった。 残りの僕らはその時はパンクが好きじゃなくて、1977年までバンドは 休止してたんだ。 Steveは、後にThe Fallに参加したMarc Rileyと一緒にThe Sirensっていう別のバンドにボーカルをやりに行ったんだ。 Sirensはそれほど良くなかったたみたいで、Steveは僕らにpowerpop bandができるか?って訊いて 僕が yesって返事してできたのがFast Cars、1978年の2月のことだよ。 僕らはいくつかすごくいいGIGをやって、最初の大きな一つが1978年5月のマンチェスターのRafters clubで XTCのサポートをやったんだ。その後、1978年にロンドンでEd Banger and the Nosebleedsとやって、 Salfordでも再びやってその時は別 の地方のバンド、Joy Divisionもいたね。 その年が終わって、僕らはスタジオに入って、そこで"A Manchester Collection" に入る予定の曲を レコーディングしたんだ。 1979年はマンチェスターでBuzzcocks のサポートではじまったよ。 夏には僕らはDeeply Vale Music FestivalでThe Ruts, The Fall, Spizz Energy他たくさんのバンドと一緒にやったよ。 そして9月に僕らのあの「有名な」シングルをレコーディングしてプレイし続けてたね。 1980年はマンチェスターとシェフィールドでThe Chordsのサポート動き始めて、 たくさんのGIGの中で一番ビッグなJAMのサポートを11月にマンチェスターでやったんだ。 僕らは1978年と1980年の間に大スターにサポートとたくさんのGIGをやった。 でも 僕らは成功することがなくて飽きはじめて、1981年のはじめにFast Carsは終わってしまったんだ!! 僕らはその頃、多くのバンドを全てライバルとして見ていたから友達をその頃作らなかった。 僕らがポール・ウェラーを好きで、とてもいいやつなんだけど今でも僕らと仲良しなのはMarc Rileyと 地元のバンド、The Salford JetsとThe Two Tone Pinksだね。 (※ここはかなり意訳気味です) 13.マンチェスターには凄いパンクバンドがいましたね。 バズコックスについてどう思いますか (※これ、バンド名は彼らの曲からつけたって答えをもらうための質問だったんだけど…妙に濃い回答が来ました) 僕らはバズコックスが好きだったけど、僕らはJoy Division、あるいは The Fallが好きではなかったんだ。 彼らの音楽は僕らの好きなスタイルのようではなかったんだよね(楽しい音楽じゃないんだよ!) 当時、他の良かったマンチェスターのバンドは、Smirks、Freshies、 Distractionsで、 良いを演奏したし、良いミュージシャンであったけど、 僕らはそれ以上に彼らの曲が好きだったよ。 14.メンバーは今どうやって暮らしてるの? スティーブはビジネスでうまくいって彼自身の新人募集代理店(※人材派遣会社みたいなもの?)を持っている。 僕は警察の民間マネージャー、クレイグは電気技師、そしてトニーは巨大な倉庫のスタックトラックドライバーをやってるよ。 それでも僕らは友人であって、年に何回かはライブをやって、まだ曲を作ったり練習していて、 健康であり、自分たちの生活を楽しんでるよ。 まだなにもバンドに加わっていないけど皆子供もいるしね! 僕の主な趣味はfast carsのウェブサイトを作ることと、僕らのファンがどこにいるか、 誰かが僕らの過去の情報を持っているかなど、バンドについての詳しい情報を見つけようとすることだね。 それはかなりうまくいっていて、多くの写真と数年間のfast carsについて書かれている記事を見つけたよ。 If anyone wants more information, please look at our website www.thefastcars.com Thank for your interest in our band; Stuart, Steve, Craig, Tony "Fast Cars" "MOSHI KIMI GA MOUICHIDO FASTCARS WO NIHON DE MITAI NARA , BOKU NI E-MAIL WO KAITE KURE !!" |
雑誌とかフリーペーパーとかウェブでも、ありそうで無いファストカーズインタビュー、いかがでしたでしょうか。 |